工業各科
今回は、繊維デザイン科のミシン実習を見学しました。
ここにあるミシンは、見た目こそ似ていますが、家庭用のそれと構造や性能は異なっていて、工場等でも使用されるハイスペックなミシンです。ちなみに、ミシン本体を向こう側に倒すと、内部構造とともに、冷却用・潤滑用にセットされたオイルを見ることができます。
授業は、ミシンに糸を通す練習でウォームアップ。次に、プリントに描かれたパターンをトレースする練習。その後、少し小さいタオル地の布(校内の織機で製作)を使って、「ヘム縫い」の練習をしました。「ヘム(Hem)」とは「縁・端・へり」のことで、ここでいう「ヘム縫い」とは、布の端を縫ってタオルを完成させる最終工程だそうです。手動のミシンを使うと見た目よりも難しそうでしたが、生徒たちは、手際よく作業をこなしていました。さすがです。
「ヘム縫い」の練習をすると、自動的にタオルが完成します(練習用の小型ですが…)。こうして実習時に製造(?)したものは、捨てたりせずに「雑巾」として校内に還元しています。生徒が一生懸命に縫ったものなので、少しもったいない気もしますが、丁寧にミシンをかけられた「雑巾」は、校内各所で美化のために活躍してくれています。
ガンバレ、今工ファミリー!!








2年生
9月10日(金)の6限目、2年生を対象に「インターンシップ事前指導Ⅱ」を体育館で行いました。
今回は、『コミュニケーション能力の向上』を主題に、S.I.Cオフィスの河野久美子様に講師をお願いし、Zoomを用いたオンラインでの遠隔授業のかたちで実施しました。
講座では、働く上で大切なことや職場体験での心構え、ヒューマンスキル(表情、挨拶・お辞儀・返事、身だしなみ・立ち居振る舞い・言葉遣いなど)の大切さと要点などをご教授いただきました。
中には、お辞儀の種類や使い分けなど、実践的なものもありましたが、大型スクーリンを介しての遠隔授業でも、生徒たちには十分伝わったと思いました。
これらは、インターンシップだけではなく、日常の学校生活や就職後の社会人生活にも役立つ内容であり、生徒それぞれが今日の内容を消化して、磨き、自分のものにしてほしいと思います。
ガンバレ、今工ファミリー!!






今工点描
最近、虹を見てないような気がします。夕立という言葉も使うことがなくなりました。
私が小学生の頃は、夏はよく午後から夕立があり、虹を見かけることもありました。夕立のおかげで、草木も生き返っていたように思います。本当に自然の摂理といのはすごいものだと改めて感心しているこの頃です。少し話は横道にそれますが、夏といえばスイカで、井戸水(昔は冷蔵庫も無い時代でした)で冷やしていたのを思い出します。私としては、あの冷え具合がとても気に入っていました。
さて、先週に引き続き美術部の生徒さん(令和3年3月卒)の話です。
彼女は、2年生の時に第31回読書感想画中央コンクールにおいて、文部科学大臣賞を受賞しました。本のタイトルは『マレスケの虹』で、そのコンクールの作品名が『ノーレイン・ノーレインボウ』。マレスケが自分のやるべきことを見つけ一歩を踏み出す様子に、彼女は強く印象を受け、人間は等しく自由であるべきだという思いに共感し、文化の違いや固定観念に縛られない様子を自分の裸足で表現した作品です。「雨が降らなかったら、虹だって出ない。」兄が降らせてくれた雨が上がった。自分の役目は、この雨上がりの空に虹をかけることなのだ。
ところで、「No Rain,No Rainbow」この言葉は、いろいろな歌に歌詞の一部として入っていたりしますが、ハワイのことわざのようです。ハワイの人々は、つらいことがあるとよく口にされるとありました。「つらいことの後には、きっと良いことがあるはずだよ!」という励ましの意味があるそうです。
なお、この作品は、読書感想画中央コンクールを検索いただきますと見ることができます。
過日のことですが、お休みの日にポツンと学校におりましたら、お昼頃、ある先生が、「すでに食べていたらご免なさい。」と言いながら、お弁当などの差し入れを持ってきてくれました。彼女の感性とは比べる余地もありませんが、いいお天気の中、虹がでました。
ではでは、今週も、明るく楽しく美しく!!
その他学習活動
工業各科
繊維デザイン科の授業で、3年生がプレゼンテーションの練習を行うということを小耳にはさみ、ICT教室に見学に行きました。
授業開始後しばらくして教室に入ると、「こんにちは」と挨拶の声。さすが、元気で明るい今工生。恐縮しながら入室し、邪魔にならないように授業を見学。本講座は、少人数制の授業ということもあり、指導教員と生徒との会話も、節度がある中にもアットホームで、いい感じでした。
今回の授業の前半は、課題研究の発表に備えて、グラフを作成し画像などと一緒に画面にはめ込んで、プレゼンテーション作成するというものです。後半は、作成した課題研究のさわりの部分を教室内のパソコンで、画面共有をしながら簡単に発表するというものでした。研究内容も生徒たちの目の付け所が斬新で面白く、課題研究の発表会が今から楽しみです。
ガンバレ、今工ファミリー!!





学校行事
9月3日(金)の放課後、「運動会・今工祭実行委員会」を実施し、「運動会(9月30日実施予定)」や「今工祭(11月3日実施予定)」について、協議しました。
今回の実行委員会は、当初、会場に予定していた大会議室が使えないこと、密を避けること、などの理由から、各教室をつないでTeamsによる校内オンライン会議のかたちで実施しました。
生徒会役員や各ホームルームの代表者がそれぞれの教室でタブレット型端末にログイン。参加メンバーは、当然、校内にはいるのですが、遠隔会議の雰囲気が満載でした。もちろん、内容も有意義な話し合いができました。
ガンバレ、今工ファミリー!!





3年生
9月16日(木)から、いよいよ就職選考が始まります。
3年生の就職希望者は、夏休みを中心に履歴書をまとめるなど、採用試験に向けての準備を行ってきました。また、各クラスで、各科で、管理職との間で、面接練習も行ってきました。練習では、初めのうち、緊張から準備してきたことがうまく出せない場面もありましたが、徐々に明るく元気な今工生らしい普段の力が出せるようになってきました。本番開始まで、あと10日あまり。いよいよラストスパートです。
ガンバレ、今工3年生!!



今工点描
今日もアクセスいただきまして、ありがとうございます。
第22回高校生国際美術展美術の部において、本校の生徒二人が奨励賞を受賞しました。どちらも力作で素晴らしい絵です。有り難いことです。
今日は、そのうちの一つの絵のタイトル「盲亀浮木」について書かせていただきます。「盲亀浮木」とは、御存知かもしれませんが、大海中に棲む目の見えなくなった老海亀が百年に一度水面に浮きあがってきたときに、大海に漂っている穴の空いた流木に、偶然首を突っ込むという、お釈迦さまがお話になられたたとえ話です。このようなことは、ほとんど不可能で、ありえないことかもしれません。しかしながら、全くないとは言い切れないのではないでしょうか。
ところで、一時よく、新型コロナウイルス感染症により「失われた日常」ということが言われていましたが、あたりまえであることの有り難さを、実感している毎日です。そう考えますと、私たちの何気ない日常における、人との出会い、目の前の出来事、そしていまここに在ることは、きわめて難しいことかもしれません。そうであるなら、いろいろな出会いには、選り好みしたい気持ちも湧いてきますが、何かしらの意味があって、感謝の念を持って向き合わないといけないのかもしれません。
どのような絵であったかの説明はいたしませんが、50代で覚えたこの言葉を、10代の今工ファミリーが理解し、それをきちんと表現していることに、「参りました」です。
ではでは、今週も、明るく楽しく美しく!!
工業各科
9月3日(金)の6限目、2年生を対象に「インターンシップ事前指導Ⅰ」を体育館で行いました。
まず、担当の中林先生からインターンシップの概要や心構え・注意点などを話していただきました。その後、今治労働基準監督署からお借りした資料DVDを見ながら、安全衛生管理上の留意点や生産現場での事故防止などについて学びました。
有意義なインターンシップの実施に向けて、また、就職後の社会人としての在り方について、生徒たちは、しっかりと学んでいました。
ガンバレ、今工ファミリー!!



