校長挨拶

校長 吉野内 浩志

 

愛媛県立今治工業高等学校ホームページをご覧いただきありがとうございます。

昭和17年の創立以来、歴史を刻み、地域や産業界を支える卒業生を数多く輩出してまいりました本校は、今年度、『創立80周年プラス ONE』を迎え、新たな一歩を踏み出す伝統ある工業高校です。現在、「機械造船科」「電気科」「情報技術科」「環境化学科」「繊維デザイン科」の五つの魅力的で特色ある学科を有しております。

本校では、「真理の探究」「勤労の尊重」「責任の完遂」を校訓とし、【「ものづくりから人づくりへ」-いい汗をかこう-】という目標の下、教育活動を行っております。生徒一人一人が、のバランスのとれた人間として成長できることを目指し、教職員と生徒が一丸となって、充実した教育活動を積み重ね、未来の地域や産業界を支えることができる「専門的職業人」の育成に、日々、邁進しております。

ホームページでは、学習状況、工業教育の取組、学校行事、部活動などについて広く情報を発信していきます。また、「校長室より」でも、思いや取組などを少しずつ掲載させていただきますので、ご覧いただければ幸甚でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

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3学期終業式 式辞

2024年3月19日 14時15分

令和5年度の学年末を迎え、第3学期終業式にあたり、それぞれの学年において、この1年を振り返ってみてください。

今年度は新型コロナウイルス感染症やインフルエンザの影響を受けた時期もありましたが、皆さんが対策に協力して取り組んでくれたおかげで、概ね学校活動がフルバージョンで実施することができました。それぞれの行事や活動において、伸び伸びと精一杯の高校生活ができたと思います。この1年、皆さんはそれぞれの学年において、日々、勉学に励み、部活動や資格取得に取り組み、成果を上げ成長をしてくれたと思います。朝礼等で数多くの賞状を渡せるような成果を上げてくれた多くの人を、改めて賞賛します。また、1か年皆勤を果たした人にもその努力を称え、これからも続けられるよう応援しています。休まず登校することが、成長の基本だと思います。学校を休んでしまう理由は様々ですが、そこに問題や課題があれば、それに向き合い、解決し、乗り越えることが、皆さん一人一人の成長できる大きなきっかけとなるはずです。長い感染症との戦いの中で、休まないことへの覚悟と努力を大切にできない時期もありましたが、もう一度、休まず、勉学にまじめに取り組むことを新学年での目標の一つとしてください。

学校には学年があり、学期があります。我々は、そのスタートとゴールを大切にし、新たな次の目標を立て決意したり、振り返り反省したりと、節目を大切にし、成長の助けとしてきました。この節目でもう一度立ち止まり、自分がこれまでやってきたことを見つめ直し、次の自分の姿を想像する機会としてください。

節目を持つ竹のように柔軟で、自分自身で立ち直る力を持ち、逞しく成長し続ける糧としてください。高校生活もあと1年あるいは2年しかありません。皆さんには「やるべきこと」が多くあると思います。未熟さゆえに、失敗したり、間違えたりすることもあると思います。それを素直に反省し、受け入れて、乗り越えなければなりません。それには、自分自身の覚悟と努力が必要です。そして先生の教えや周囲の助けを借りることも大切です。今工には皆さんを成長させることができる力があります。今工に学べている自分自身の今を大切にしてください。

そして、将来、地域や産業界を担うことのできる人材と成長すべく、この今工3年間で鍛錬を怠らず、勉学や技術・技能の習得に汗をかき、学校行事や部活動を通して共に歩む仲間を大切にする思いやりの心あふれる今工ファミリーの一員として団体戦で前へ進んでいきましょう。

では、今工に入学し、今工で学び、今工で育つ 皆さんの、さらなる成長のための新学年のスタートを4月に迎えましょう。そのための準備を春休みの間に是非してください。

令和6年度が今治工業高校にとって、今工ファミリーの皆さんにとって、新たな一歩の始まりとなり、さらなる成長と未来につながる飛躍の年になることを期待します。