校長挨拶

校長 吉野内 浩志

 

愛媛県立今治工業高等学校ホームページをご覧いただきありがとうございます。

昭和17年の創立以来、歴史を刻み、地域や産業界を支える卒業生を数多く輩出してまいりました本校は、今年度、『創立80周年プラス ONE』を迎え、新たな一歩を踏み出す伝統ある工業高校です。現在、「機械造船科」「電気科」「情報技術科」「環境化学科」「繊維デザイン科」の五つの魅力的で特色ある学科を有しております。

本校では、「真理の探究」「勤労の尊重」「責任の完遂」を校訓とし、【「ものづくりから人づくりへ」-いい汗をかこう-】という目標の下、教育活動を行っております。生徒一人一人が、のバランスのとれた人間として成長できることを目指し、教職員と生徒が一丸となって、充実した教育活動を積み重ね、未来の地域や産業界を支えることができる「専門的職業人」の育成に、日々、邁進しております。

ホームページでは、学習状況、工業教育の取組、学校行事、部活動などについて広く情報を発信していきます。また、「校長室より」でも、思いや取組などを少しずつ掲載させていただきますので、ご覧いただければ幸甚でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

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2学期終業式・式辞

2023年12月20日 17時28分

新型コロナウィルス感染症が第5類扱となり、この2学期は、制限のない教育活や学校行事を行うことができました。生徒の皆さんが今工ファミリーの一員としてインフルエンザを含む感染防止対策について協力してくれたことに改めて感謝します。2学期は、運動会や今工祭、修学旅行、そして全校生徒で行ったマラソン大会など思い出に残る行事を見事に行うことができました。部活動においても先ほどの弓道部をはじめ、全国大会への出場を勝ち取る部活動が多くありました。新人大会においてもよい成績を収めています。高文祭やコンテスト、ロボットなどの大会ですばらしい成果を上げてくれた人たちなど、2学期頑張った皆さんを改めて称賛したいと思います。

この2学期の皆さんの様子を、先生方から話を伺うと、日々の勉学に励み、成績を向上させ人も多くいると聞きました。また、欠席することなく健康で皆勤を継続し、授業や実習にまじめに取り組んでくれている人を多くいます。また高度な資格を取得できた人など、今工で学ぶ生徒として基本的な生活習慣と自律心を持ってよく努力し、大きな成果と成長をはたしてくれた人を褒めたいと思います。

一方で気になることもあります。アフターコロナの影響なのか今工の欠席の多さが気になっています。ここで、学校を休まない「皆勤」について考えてみてほしい。学校や企業での活動において安定した出席や出勤を維持することにより、個人や組織の信頼性や信用度を高めることができます。また皆勤は、努力や忍耐の証であり、それぞれの目標達成や成果の向上につながっていきます。そのためには、体調管理や時間管理などの自己管理ができることが重要な要素です。その努力をすることで自己成長やキャリアの発展につなげることができるのです。なにより自分自身の自信となり、成長の基本になることを知ってほしいと思います。病気にならないために手洗い・うがいをする。睡眠や食事に気を付ける。周囲との関係や生活態度を見直すなど、できる改善に取り組んでほしいと思います。欠席しない努力だけでも皆さんを必ず成長させてくれます。

そして将来、社会人として活躍する、どの分野でも、仕事に必要な知識・技術を身につけ、スキルを常にアップしながら、責任ある仕事を任されることになります。そのベースは「学ぼうとする姿勢」や「努力を怠らない精神力」そして「基礎的な学力と技術」です。今工の3年間で、授業、実習や学校行事・部活動などを通じて、身に着けておかなければなりません。これまでをそれぞれが振り返り、自分自身の将来を見据え、かけがえのないこの時間を無駄にすることなく、態度真面目に、心素直に努力できる人になりましょう。3年生の皆さんは、将来の進路を決定することができました。自分の将来の姿を真剣に考えたことと思います。企業や進学先に選ばれたという自信を持ってください。多くの皆さんが、今工で学んでいる専門を生かせる進路先を見つけてくれたことに大変うれしく思います。どうか卒業まで間に、努力することを忘れず、社会に役立つ人材としてさらに成長されることを期待しています。