校長室より⑪「弓道 国体日本一の快挙に思う」

2022年9月16日 17時35分
今工点描

 とちぎ国体に弓道競技遠的(会期前競技)で、本校の元岡さんが、愛媛県の少年男子チームの一員として参加され見事優勝を果たし日本一に輝きました。少年男子の遠的の優勝は、20年ぶりの快挙であり、今工ファミリーにとっても大きな喜びであり、大変勇気づけられました。また、10月1日から始まる「いちご一会とちぎ国体」へ愛媛県選手団にも活躍にも弾みをつけられる結果を残してくれたと思います。(今工からは、レスリング・ボート・サッカーに出場します。)
 今回の少年男子チームに選出されたメンバーは、インターハイに出場された東予高校と県総体で惜しくも2位であった今治工業の選手たちであり、これまで様々な大会で、ライバル校として競い合う中で、お互いにに苦楽を味わいながらここまで進んできました。くしくも同じ工業を学ぶ東予地域の高校で国体チームを組むことができ、一つのチームとして優勝できたことが素晴らしいと思います。国体でも一試合ごとに不調の選手を他の選手が助けながら勝ち進み、一貫して不調を補い合うチームワークが光ったと聞いています。本当におめでとう。
 学校の普段の取組の先に、日本一になる可能性を持つ生徒がいることの証明であり、特別なことではなく、日々の鍛錬や小さな課題解決の継続と、いくつもの大会での経験を乗り終えていくうちに、見えてきた高みだと思います。簡単に成し遂げられるものではなく、日常の鍛錬の賜物です。今工では、このような様々なチャレンジをしている生徒が多くいます。過去にもたくさんの日本一を成し遂げています。日常の取組を大切にし、昨日よりも今日、今日よりも明日へ、少しずつ自分の壁を乗り越えることで、それぞれの高みに辿り着けると信じています。「自分たちもできる」という思いを強くし、それぞれの高みに向かって日々元気に努力していきましょう。