創立記念日③ 「後輩のみなさんへ ~創立記念日に寄せて~(その2)」
2021年5月27日 15時50分今回の創立記念日に際して、先輩方からお寄せいただいた文章(その2)です。
〇山本凌太 様(2014年3月 情報技術科卒業)
春は蒼社川の桜が満開になり、一直線に桜が伸びる様は、とても美しかったです。当時の今工はロボットアメフトや弓道部、レスリング部、野球部が活発的に活動していた印象があります。私の印象深い先生は、体育の村上光雄先生です。とにかく何事に対しても厳しかったことを覚えています。しかし、今では、叱ってもらえて良かったと思えています。高校での思い出は、文化祭や運動会、修学旅行などありますが、やはり1番の思い出は夏の全国高校野球愛媛県大会です。野球部だけでなく全校生徒が一つとなって勝利に向かって、頑張る姿がとても印象に残っています。今はコロナ禍での生活を迫られ、とても息苦しいと思います。しかし、これは、チャンスでもあります。自粛生活を有効活用し、資格の勉強や自主練習を行い、隣にいるライバルに差をつけてやりましょう。
〇玉井雄大 様(2021年3月 環境化学科卒業)
春は郷橋付近で桜並木が満開となり、夏は木陰で鳴いている蝉がおり、秋は夕日をバックに風に揺られる蒼社川の葦、冬はグラウンドに降りる霜が朝日に照らされ輝いているのを見ながら登下校していたことが思い出されます。当時の今工は、コロナ禍にも負けない活気のある生徒が多かった。中でも、渡邊郁雄校長先生が印象に残っています。毎朝、金魚に餌やりをしながら、「おはよう」と言っていました。私が挨拶をすると、どの先生よりも大きな声で挨拶を返してくれることが嬉しかったです。
自分らしく生きてください。人は一人で生きるものではありません。一人ひとり性格も考え方も外見も全く違います。他人からの目を気にして、偽りの自分で生きていること、これは自分らしいとは言えません。本当の自分を見つけるようにしてください。自分が自分自身を好きになると自然と笑顔が多くなります。好きな人と過ごす時間が幸せなように、好きな自分と一緒にいれば幸せになれます。わがまま勝手に生きるのは違いますが、多少価値観が違う中で、自分らしく生きた方が他人も幸せにできるように思います。
〇近藤世里奈 様(2015年3月 繊維デザイン科卒業)
私は、総合格闘技をしています。今工では、藤田健太郎先生の熱いラブコールに誘われて柔道をすることになりました。運動もできない鈍い方でしたが、いつも熱く語る先生の言葉に騙され続けて3年間柔道を続けることが出来ました。困ったり悩んだりしたときには相談にのってくださり、ずっと励まされています。「世里奈は今工に来て、俺やいろんな先生に出会えたことが本当に恵まれていたな」と話されます。実際そう思います。今は、RIZINなどのプロ総合格闘技の試合に出られるまでに成長しました。このように励ましてくれる先生方が多い今工は、とても勇気をもらえる場所だと思います。今でも苦しいことの連続ですが、当時のことを思い出しながら頑張っています。