今工点描「『鋼のスタジアム』【機械造船科】」
2021年4月27日 14時39分別の用事で校内を歩いていると、「匠のひな鳥」が技を磨いている場面に遭遇。思わず足を止めて見学。
そこへ担当の先生がこられました。「授業の邪魔をしてしまった」と思い、立ち去ろうとすると、ちょっと来てくださいの声。実習棟内を導かれて、目に飛び込んできたのは「鉄アート」。
題して『鋼のスタジアム』!!
昨年度、課題研究の時間に、担当の佐伯先生と6人の3年生が半年がかりで制作した大作です。球場も選手も観客も、すべて鉄板やネジなどを細かく加工し、溶接して作られています。今は、さび止めの塗装が施されアクリルのケースに保管中。
この球場は、ある市民球団の本拠地を模して作られており、グランドの選手も本物の野球選手の動きを生徒たちが研究して再現したというだけあって、実にリアルでダイナミックです(少し見えにくいですが、飛んでいくボールも再現されています)。「バッター打った。これは大きいっ。打球は右中間を破りそう!!」という実況中継と歓声が今にも聞こえてきそうです。
遊び心をちょっぴり含んだこうしたモノづくりの学びは、今治工業のような工業高校ならではの学びだと感じた瞬間でした。