グラウンドで遠的練習【弓道部】
2022年2月24日 13時20分高校生が参加する弓道競技の公式戦は、近的競技と遠的競技があります。
近的競技(射距離28m・直径36cmの霞的で的中数を競う)は、夏のインターハイや年末に今治工業高校も出場した全国選抜大会、県大会などそれらの予選大会等で採用されています。
高校生が遠的競技を行う舞台は、秋の国民体育大会(国体)になります。インターハイや全国選抜大会への出場だけでなく、国体にも愛媛県代表選手を輩出してきた今治工業高校は、機会を見つけて遠的の練習も行います。遠的の常設練習場を持っている高校は県内にはないため、今治工業高校もグラウンドを使用する部活動がない時間帯を利用して的場を仮設、十分に安全に留意しての練習を行いました。
遠的競技では、60m先に直径100cmの色的を中心が地上97cmになるように15度傾けて設置します。
勝敗は、当たり所に関係なく的中数を競う近的競技とは異なり、当たる場所によって異なる得点の合計を競います。得点は、矢の当たった場所によって、中心から黄10点(直径20cm)・赤9点・青7点・黒5点・白3点となっています。1チーム(3人・各4矢)の一立12射で120点満点になりますが、風の影響などもあり100点を超えるのは至難です。的中数はもちろんですが、いかに中心に近いところに矢を集めるかがカギの遠的競技は、近的競技とはまた違った魅力があります。
ガンバレ、今工ファミリー!!