校長挨拶

校長 吉野内 浩志

 

愛媛県立今治工業高等学校ホームページをご覧いただきありがとうございます。

昭和17年の創立以来、歴史を刻み、地域や産業界を支える卒業生を数多く輩出してまいりました本校は、今年度、『創立80周年プラス ONE』を迎え、新たな一歩を踏み出す伝統ある工業高校です。現在、「機械造船科」「電気科」「情報技術科」「環境化学科」「繊維デザイン科」の五つの魅力的で特色ある学科を有しております。

本校では、「真理の探究」「勤労の尊重」「責任の完遂」を校訓とし、【「ものづくりから人づくりへ」-いい汗をかこう-】という目標の下、教育活動を行っております。生徒一人一人が、のバランスのとれた人間として成長できることを目指し、教職員と生徒が一丸となって、充実した教育活動を積み重ね、未来の地域や産業界を支えることができる「専門的職業人」の育成に、日々、邁進しております。

ホームページでは、学習状況、工業教育の取組、学校行事、部活動などについて広く情報を発信していきます。また、「校長室より」でも、思いや取組などを少しずつ掲載させていただきますので、ご覧いただければ幸甚でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

ブログ

「中学生一日体験入学」に参加してくださりありがとうございました。

2023年6月17日 08時24分

6月10日(土)、今治工業高校で「中学生一日体験入学」を開催し、多くの中学生の皆さんに参加していただきました。初めて今工に来た人も多くいましたが、学科を見学するコースと実習を体験するコースに分かれて実施し 、300名以上の中学生が熱心に参加してくれました。今工の優れた教育内容や充実した施設・設 備のすばらしさをしっかり感じてくれたと思います。

今工には5つに学科があり、その中にも様々な分野があります。卒業生の進路先も多様な職種や企業があり、地域産業の活性化に貢献しています。一日体験入学を通じて工業の技術に触れ、地域の産業を知り、将来の進路を考える良い機会となったと思います。また、部活動見学にも多くの方が残っていただき、ありがとうございました。

今治地区は、タオルや造船、石材、調味料製造など、高い技術力を持つ様々な企業があり、これらの企業やその技術は日本や世界のものづくりに大きな影響を与えています。詳細については、「えひめが誇るスゴ技207選」のホームページでご覧いただけます。「こんなものも愛媛で作られているのか」と新たな発見があると思います。(下の囲み記事も参考にしてください。)

今工は地域産業に恵まれた今治の工業高校として、地域で学び、地域で働く職業人の育成という地域の期待に応えます。また、実践的なものづくり教育を通して、豊かな人間性を身に付け将来にわたって主体的に学び、先端技術にも対応できる専門的職業人を育成します。(今治工業スクールミッション)

中学生の皆さんにとって将来の仕事や進路を考える良い機会となってくれたと思います。

今治工業高校を訪れてくださり、ありがとうございました。

製造業界での優れた技術や製品を紹介しているデータベース「えひめが誇るスゴ技207選」によれば、今治地区は、国内最大のタオル産地であり、衣服・繊維関連の企業が集積しています。海上交通の要衝であったため、古くから海運業に加え、造船業や造船関連の加工組立型産業が発展し、日本屈指の造船業の集積地でもあります。この他、石材・製瓦・漆器など、地域資源を活かした産業や調味料メーカー、石油精製企業など、いずれも高い技術力を有した多種多様なものづくり企業が数多く紹介されています。

2020年の工業統計調査によれば、今治市の製造品の出荷額は、1兆円を越え、県内トップです。ここで紹介されている企業や技術の多くがオンリーワンの高いレベルのものであり、最終製品ではなくとも、その製造技術によって、日本や世界のものづくりに影響が及ぶほどの専門的な素材や部品を提供しているのです。