校長室より⑨「躍動の青い力四国総体2022が開幕」

2022年7月23日 08時15分
今工点描

 いよいよ「躍動の青い力四国総体2022」が開幕します。「燃え上がれ われらの闘志 四国の大地へ」のスローガンの下、高校生の熱い戦いが四国各地で繰り広げられます。今工からは、レスリング部の2名が出場します。高知県での試合となりますが、地元四国での大会のアドバンテージを生かして、全力を出し切って戦ってきてください。今治市では、ソフトテニス競技とボート競技が開催されます。今工からも多くの生徒と先生が役員や補助員として、総体を支えてくれます。全国から集まる同じ世代の高校生アスリートを歓迎し、大会が成功すること、四国が盛り上げることを全力でサポートすることで、皆さんにとっても良い経験となることを期待しています。
 私にとっての総体は、昭和55年に「四国路を駆けろ若人意気と熱」のスローガンの下、愛媛県でインターハイが開催されたことです(当時、「ゴーゴー総体」と呼んでいました)。愛媛県総合運動公園の施設は、これに合わせて建設され、陸上競技場で開会式が行われました。私は、当時、松山工業の2年生でサッカー部のゴールキーパーをしていました。チームは強く、県総体で準優勝でしたが、地元開催枠でインターハイに出場できました。開会式では、選手団として行進しました。翌日、松山北高のグランドで1回戦の試合に当時の皇太子殿下・妃殿下(今の上皇陛下・上皇后陛下)に後半からご観戦いただきました。
 前半2失点のチームは後半同点に追いつき、延長戦の末、勝利することができました。私はサブのキーパーとしてベンチにおりましたが、地元での開催でなければ、できない体験であり、今でも大切な宝物のような思い出です。
 四国総体に出場するすべての選手の皆さん、大会に携わり支えてくださる皆さんにとって、素晴らしい思い出に残る大会となることを心からお祈りしています。