「染料捺染の色見本作り」【繊維デザイン科】
2022年5月12日 15時30分校内を歩いていると、繊維デザイン科の授業が始まるところでした。着替えを済ませ、集合して点呼、礼。元気な声が聞こえます。全体注意の後、それぞれのコースに分かれて実習です。その一つに「捺染(なっせん)のコース」があり、今日はその実習を参観しました。
今回の主題は「染料捺染の色見本作り」。
まず、のりに異なる濃度の染料を混ぜて、捺染用の染料を作ります。
その後、二人で協力しながら、型枠に張り付けた「紗(しゃ)」の隅に染料をたっぷり乗せて、木製の持ち手にゴムのヘラが付いた「スキージー」で、「紗」の上の染料を2回なぞってのばすと、長方形の色見本の出来上がりです(最終的には、切り離してノートに貼るそうです)。捺染後、布をドライヤーで乾かして、隣に異なる濃度の染料を捺染していきます。生徒たちは、とても器用に作業を進めていました。
この後、本来は捺染した布が直接水滴で濡れないようにタオルで挟んで蒸し器に入れます。水蒸気で蒸すことで染料と繊維の結びつきを促進させる作業工程があるそうですが、タイムアップ。今日はここまで。
さて、今治工業高校で授業を参観しているといつも感じることなのですが、いい意味で先生と生徒との距離が近く、終始コミュニケーションをとりながら、一人一人を大切にして授業が進んでいます。
授業を受けている生徒たちは本当に生き生きと、楽しそうです。参観していても楽しい授業でした。
ガンバレ、今工ファミリー!!