寒苦鳥の窓 その⑦【阿留辺幾夜宇和】
2021年6月28日 10時10分「阿留辺幾夜宇和(あるべきようわ)」
この言葉は、「あかあかやあかあかあかやあかあかや あかあかあかやあかあかや月」の作者で鎌倉初期の僧、明恵上人(みょうえしょうにん)の教えです。
「人によって異なる立場・役割について、亀鑑とすべき基準・原則があるならば、それに自身の恣意的解釈を施さず従い、為すべき事を為し、為すべきでないことは為さずにあれ」という意味になるそうです。現在もこの言葉は、すべての合法的職業や立場において言い得る普遍的なものであるとのことです(法楽寺HP参照)。
つまり、“いま”、それぞれにおいて、自反尽己、素直さと謙虚さを持って、“いまやるべきこと” に誠実に向き合うことで、一人一人、オンリーワンの花が咲くということではないかと、理解をしていますが、“損得の物差し”が顔を出してきて、なかなか実践が伴いません。
ということで、まずは、机の上の片づけから始めようかと思っています。
白は白黄は黄のままに野の小菊とりかえられぬ尊さを咲く(田中木叉(もくしゃ))
ではでは、今週も、明るく楽しく美しく!!