寒苦鳥の窓 その⑯【自然のありがたさ】
2021年8月30日 17時00分 今日も、アクセスいただきありがとうございます。
8月27日(金)に始業式を行いました。当日の今工日記にありますように、式辞の中で、「自然のありがたさ」のお話をさせていただきました。今日は、その内容に少し加筆させていただきます。
部屋の前の廊下に、金魚(ランチュウ)が5匹いるのですが、夏休み中、夏バテかな、動きが少しゆるいな、と感じることがありました。
2、3日たったころ、何気に、そろそろ水槽の掃除をして、水を換えてやりましょと思い立ち、掃除後、3分の2ほど水槽の水を抜き取り、地下水と入れ替えました。しばらくすると、金魚は、それまでと比べて活発に泳ぎ回りだしました。体をくねらせて泳ぐ者もいます。喜んでいるのかなとも思いましたが、水槽の外側の壁面が濡れたようになってきて、もしかして、水温が下がって調子が悪くなったのかなと、心配になりました。しかし、翌日も活発に動いています。夏バテでは・・・、水槽にはブクブクと泡が出る装置もないので、酸欠!?そういえば、動きは緩やかだったけど、餌もないのに口を激しくパクパクしていたな。
調べてみますと、水の中の溶存酸素は、大気中の約33分の1だそうです。水槽の中には金魚さんの排泄物がありますし、酸素は吸いっぱなしで、溶存酸素濃度の低下が原因だったのではと思うようになりました。 「金魚さん、しんどい思いをさせてごめんなさい。」
このことを通して、自然界は本当によくできているし、水も大気も意図的に交換する人もいないのに、絶妙なバランスで成り立っていることの、不思議さ、そして有り難さを、金魚さんからしみじみと教えていただきました。 「金魚さんありがとう。」
そして、始業式から二日目ですが、通り掛けに見てくれる生徒さんが増えたような気がしています。 「金魚、大っきい!」 話を聞いてくれて、生徒にもありがとう!
ではでは、今週も、明るく楽しく美しく!!