寒苦鳥の窓 その㉚【ものづくりの心】
2021年12月6日 18時05分今日もアクセスいただきまして、ありがとうございます。
「僕はパリのモーターショーにも何度か行きました。ポルシェは誰でも知っていて、男なら一度は乗ってみたい車です。この二年間、生産台数は年間わずか五万台だそうですけど、その限られた台数に“世界のポルシェ”を自分たちが作っているんだという姿勢が見えます。
どんなものでもそうですが、金もうけだけを目的に大量生産すると、確実に何かが失われていく。レストランでもテーブル数が十と百とでは、まるで雰囲気が違ってきます。チームワークが欠け、同じ材料と同じ味付けで作ったつもりでも全く違う料理になってしまう。なんでもほどのよさというのが大事なんでしょうね。」
谷充代氏の『「高倉健」という生き方』の中にある健さんの言葉です。30年以上前のバブル時代の言葉ですが、AIが人を評価するようになってきたらしい今だからこそ、改めて味わってみたいと思います。
ではでは、今週も、明るく楽しく美しく!!