寒苦鳥の窓 その㊵【浄玻璃の鏡②】
2022年2月14日 15時05分 今日もアクセスいただきまして、ありがとうございます。
さて、小さい頃、「嘘ついたら、閻魔様に舌抜かれるよ」と、家族からよく言われていました。閻魔様といいましたら、宇和島市丸穂の西江禅寺の宇和島に春を告げる「えんま祭り」(旧暦1月16日の前後3日間で開催)を、ご存じの方も多いのではないでしょうか。その閻魔様のところ(閻魔庁)には、「浄玻璃(じょうはり)の鏡」(亡くなった方の生前の善悪の所業を映し出すという鏡)があると言われています。エビデンスはまったくありませんが、もしあったらと考えると、・・・・・・。
えっ!!以前、この紙面で見たような、とお気づきの皆様、申し訳ございません。昨日の愛媛新聞に、「えんま祭り」のご案内が掲載されていましたので、8月16日の一部を再掲させていただきました。
ところで、みなさまが『西遊記』という読み物をご存じのこととして、お話をさせていただきます。お話の中にお師匠様が呪文を唱えると、主人公の孫悟空の頭を締め付ける “ 輪っか ” がありますが、それに名前がついているのをご存じでしょうか。“ 緊箍児(きんこじ)” と言うそうです。苦痛を味わいながら・・・そうやって、孫悟空は成長していったとさ。
ふと、「えんま祭り」のご案内を目にして、還暦を過ぎたものですから少しでも心の垢を落とさないといけないなあ、それよりこれ以上垢を付けないようにしなくてはと思いつつ、はて、私の ” 緊箍児 ” は何かなあ?・・・・・お天道様かな!
ではでは、閻魔様に手抜きの心がばれませぬようにと祈りつつ、今週も、明るく楽しく軽やかに、ハッピーに!